桜鏡色・oukyou-iro左から・静寂色・sijima-iro 昔愁色・jakushuu-iro 桜鏡色・oukyou-iro 梓月色・shiduki-iro14Apr2019青産後色空ネイビー昔愁色桜色
自分のロイヤルブルーの水面の上に立つ色と共に東京での展示会を終えてから、あっという間の2週間ではあるのですが、長く遠い時間でもあったこの2週間でした。今回の展示会に向けての染めは、ハードでストイックを超えたような特別な染め製作の時でした。食事をする時間、お手洗いに行く時間も、もったいなくて、人間生活じゃないような。このまま、自分が染液に溶け込んで自分がなくなってしまっても良いとでもいうようなゲル化した自分と時間。その中に、色んな次元から入るオーダー。気づくと徹夜を超えて染めていることも。(今回は、特に特別な染め体験な期間でしたので、その内容、色の言葉などは 改めてblogにいたします。08Nov2018水ロイヤルブルーネイビー若山真由美自然Exhibition旅
昔愁色・じゃくしゅう色昔愁色・じゃくしゅう色〜帰る場所がある6年間ほど、再現できなかった昔愁色が本日完成した。 この色が生まれたのは2012年の冬だっただろうか? 師匠・生多良が元気だった冬の寒い日の夕方遅くに生まれた色。深夜、みんなが寝静まった工房で、竿に左から2番目にかかったこの色を見ながら、幼い頃、親戚がおばあちゃんのうちに集まる法事の時の光景が浮かんだ。山里にある祖父の家。いとこ達、子供達が刈り取られた田んぼで遊びに夢中。「夕飯だよ」と声をかけられ、温かな灯りの中の賑やかな夕食をめがけて帰る風景。みんな若くて元気に生きていた。 たくさん人がいた。夕方の田んぼで燃やす焚き火の煙の香り、夕食の料理の匂い、懐かしい、その郷愁を身体中...21Oct2018ネイビー昔愁色染め