究極に、赤の中にいたい。
帰って来られないくらい、赤に没頭したい。
深い、内臓がひっくり返ってしまうくらいの赤が、
そして、その界隈の深い色軍を染めたいという衝動に駆られた本日。
小学生の時のプールの飛び込み台に上がった時のような。
初めて行く島で、透明度が高過ぎる、この世のものとは想像ができないような海へ
飛び込む前の時のような、
そんな激しい衝動が訪れた。
東京でのDebut Exhibitionを終え、久しぶりに旅をした。
旅の途中に「あなたが一番、好きな色は何か?」と尋ねられた。
幼い頃から、ずっと、すべての色が好きだったので、色占いができなかった。
「一番好きな色を選んでください。」
「一番嫌いな色を選んでください。」
無理です。
その時に、自身の心に一番フィットする、惹かれる色はと尋ねられたら
それは答えられるけれど。
中学時代から、20代前半は、
自分の色は「赤色」と決め、自分に帰るときは「赤色」と決めていたが。。。
頭のてっぺんから、足先まで赤だった。
赤に固守つして、自身を保ってきた時代でもあった。
綺麗な明るい赤を頼りにしていた時代。
2014年に
赤だけを染めたいと、赤色だけのExhibitionをした。
赤色だけで53色を染めた。
Exhibitionのテーマは「在処・ariaka」
赤は、再誕生の色。古代から赤い陶器が流行ると時代が変わると、
考古学者の先生が言っていた。
予感していたのかもしれない。
狂おしいほど、赤のの中にいたい。
赤を染めて、体も心も魂も赤色の中にいたい。
今のこの衝動は、何かを知らせているのだろうか?
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