真菰(マコモ)と言えば、真っ先に、出雲大社のしめ縄を思い出しますね。
伊勢神宮はのしめ縄は麻で作られ、出雲大社のしめ縄は真菰で作られています。
古くからの諸説では、お釈迦様が真菰の葉を編んでムシロをつくり、その上で病人を治療を
したと。
また、お釈迦様が可愛がっていた象に、真菰の葉を食べさせたという話もあります。
日本最古の書物「古事記」や「日本書紀」「万葉集」にも記載され、
全国の神社で神が宿る草として神事に利用されてきました。
身近なところでは
輪くぐり神事の輪は、真菰の葉で作られ、
私の産土神社、針綱神社の輪くぐり神事では
帰りしな、玄関に置いてくださいと真菰の茎を頂いて帰ります。
また、お正月の玄関のしめ縄は、地方によって違いますか、真菰で作られるところが多い。
そしてご神事ごとだけではなく
免疫力を高める効果があり、スーパーフードとして近年注目されています。
真菰の葉の粉末のお茶など、よく見かけますね。
お料理でも、根元を生で食したり、天ぷらや炊き込みご飯と色々なアレンジで美味しくいただけます。
奄美大島でも油そうめんに入れたり、沖縄ではシリシリにして調理されています。
色々と書き出すと長くなりますので
この辺りで。。。。
さてさて
真菰の収穫祭に行ってまいりました。
マコモは漢字で「真菰」と書きます。 その名前の由来はマコモが多く群生する
三重県菰野町(こものちょう)が由来といわれています。
その菰野町の真菰筍の田んぼのオーナーの方から、お誘いを受けて真菰収穫祭へ
行ってまいりました。
最初は、田植え長靴の指付きを購入し準備万端だったのですが
地元のホームセンターへ行くと、長靴付きのゴム長!発見!で!
本気度が高いゴム長で参戦することに決めました。
どちらもクールで、オシャレ感があり、ちょっとウキウキしました。
沼のような泥の田んぼに入っての収穫は、
足をぬかるみに取られ、ゴム長が泥の中に引っ張られ思うように動けず。。。
指つき田植え長靴が一番のように感じました。
そして、もちろん、この日も
刈り入れの時は、雨が降ってきました。
ゴム長にカッパ!
汗だくです。ゴム長の中はサウナです。
収穫の後は、役場の婦人会の方々が作ってくださったお料理を
はい。
たくさんお料理をいただき過ぎて、お腹がいっぱいで眠気1。
そして帰りは鹿の湯温泉に寄りくつろぎ、眠気2。
ぼーっとしていたせいか
買いたかったお土産を買い忘れて帰ってきてしまいました。。。。
アトリエに戻り、
眠さの限界。。。。。
ではあったのですが、
染め用に頂いてきた真菰の葉っぱを2キロほど
水揚げを夜中までしておりました。
眠気マックス超えは目覚めのような。
きっとクリーム色ぐらいに染まると思うのですが、
ミョウバン、アルミで媒染すれば、少し黄色味が上がるかな。
銅、チタンで媒染すれば、茶褐色になるかも〜。
生葉の間に染液を作りたい。あ!時期によってどんな違いがあるか?
研究に時間がかかりそうと、ついつい手を出し始めてしまいました。
しかし
来月のExhibitionに向けて染めていかなくてはならぬので
お楽しみは、ちょっと先へと。
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