waka-nudité Exhibition INFINITY

令和の幕開けから半年が過ぎ、月日が季節を深めるように、染めの色合いも深まりました。

令和に入ってから様々な緑色を染めてきました。

令和が始まったばかりの頃は、鮮やかに振り切ったような「みどり色達」

そして秋が深まった頃からは、「深まった碧(みどり)色たち」

どこか背後に銀色の光を含んだ色群ばかりを染めてきました。

今回のCollectionの色たちは、まさに、これからの令和に色のように感じています。



生き方の心地図は、上書き修正ではなく、真の、真新しい価値観へと、

削ぎ落とすかの如く。

真の時の始まりは無限の可能性への扉〜 INFINITY



銀碧(ぎんぺき)色群を染めはじめた時、染鍋の底が抜けて染液が飛び散ったり

色々と激しい現象が続きました。まるで素戔嗚尊(スサノオノミコト)が現るかの

如くでした。激しい染めになったにも関わらず、染めあがった色達は、優しく女性的な

美しさを呼び起こし、シックな色合いにも関わらず纏うと自身が艶やかに匂い立つ。


その後に染めた真水色、水母色群。

どちらも不思議と背後に銀色の光を含んでいます。



そしてもっと銀色の光を具現化したいと、今回は銀彩を施したストールが誕生しました。



銀碧色群、真水色群は定番のシルクカシミアストールに施しました。

そして、麻の細い繊維に真紅の美しいREDを表現したいと。何故、麻に真紅色を表現したく

なったのかは、まだ謎ですがExhibitionで皆様に、その色達が触れた時に、初めて色達が語り出すのでしょう。


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