2019年ありがとう

2019年、本日が最後。

2019年さんは、笑顔で最後の日を満足げに見渡しているように感じる。


2019年の私は、ビビッドだった。

・waka-nudite 七夕鵜飼祭り

・名鉄犬山ホテル

・新しいジャンルの染め・真菰染(植物染)と金彩銀彩の染め

・仕事以外、染め以外で夢中になれるものができたこと


この4つのことがビビッドにくっきりと描かれた2019年だった。



・waka-nudite 七夕鵜飼祭り

写真は、7月7日に名鉄犬山ホテルで開催したwaka-nudite 七夕鵜飼祭り。

ずっと大好きな地元の子のホテルでストールのイベントをしたかったことと、

アトリエのを流れる木曽川で行われる鵜飼。

いつか、この鵜飼船を貸し切って七夕の夜に、うちのストールを纏って

織姫&彦星になる。その光景の中にいたいと思っていた。

しかし、今年の8月末で名鉄犬山ホテルが閉館となるので、もう今年しかないと

大好きな名鉄犬山ホテルに背を押されての開催でした。


鵜飼船貸切で、定員が30名だったので

30名が織姫&彦星さんになった。

美しい、それはそれは美しい景色でした。


そして

私が染めた短冊に、みなさんが願い事を書く。

その短冊を飾る笹竹は、事前に用意をしていたのですが、

仲良しのホテルの副支配人が、「新鮮な綺麗な竹のほうがいいよ!」

と、敷地内になる国宝茶室・有楽苑の庭から竹を切って持ってきて下さいました。

waka-nudite竹取物語。国宝の笹竹(笑)にお願い事を託す。

美味しいディナーは、特別コース。

ホテルの計らいでテーブルコーディネートもお星様をイメージ。



当日は、大雨予報だったのに

綺麗な夕日を見ながら鵜飼船は出航。



大雨のはずが、お月様も顔を出し

確か満月だったような。。。。。

天の川も美しく見ることができました。


大好きな方々と一緒に、この景色の中にいられることは

とてもとても夢のようでした。

そうそう前日は雨だったのですが、七夕で有名な仙台からお越し下さった

お客様が中部国際空港に降り立った途端に、晴れ渡るという

七夕の神様の計らいもありました。




翌日は、宿泊のお客様と一緒に

ホテル近くの私にとっては産土神社である針綱神社さんで七夕の笹竹をご祈祷。

美しい色の世界の中の物語でした。



・名鉄犬山ホテル

私と同じ年で、住まいがある町内にある名鉄犬山ホテルは、ずっと当たり前のように

人生の景色の中にあって、外装は帝国ホテルの建築家、内装も手焼きのタイル

人間国宝の陶壁もあり、古いホテルなのに美しく保たれた室内。

ホテル敷地内にある源泉から湧き出した温泉は、トロイとしていて効能高い温泉。


昨年、ホテルの閉館が発表された時は、しばらく受け入れられなくて口にすることもできず

ホテルに行けるまでに少し時間がかかった。


ホテル6階にあるレストラン・ル・パラディのお食事は美味しくて

2019年はアトリエにお越しになるお客様と、よくランチをした。



レストランのマネージャーにもよくしていただいた。

最後の日は、こっそり内緒で、国宝犬山城の刻印のある銀のカトラリーを一式

ケーキの箱に入れて用意してくださった。

宝物。



閉館の8月は

週3回はホテルに行って温泉に入ったり、食事をしたり

仕事の合間をぬって激しく通った。

ホテル最後の日は宿泊です。


副支配人の計らいで、ホテルの中で一番良いお部屋を用意していただきました。

スィートルームより良いお部屋、国宝犬山城も木曽川も望める角部屋最上階。

ずっと夢だったのが、このホテルに長期滞在して執筆することでしたので

イメージしていたシチュエーションに必要なグッズ、着流しの着物やら

なんやら、いっぱい持参しての宿泊でしたので1泊なのに大きなスーツケース2つ。

副支配人は、犬山ホテルの顔。名物ホテルマンなので、

副支配人は2日間、テレビ取材で大忙し。

そして私もテレビや新聞の取材を受けました。

副支配人が、私への取材をエントリーしていたようです。



そして

この名鉄犬山ホテルを最後にチェックアウトした人になりました。

そうそう

お見送りのこの景色に涙が止まらなくなり、

ホテルから出ることができなくなってしまい

最後にホテルへ支払いをしてチェックアウトをした私は、この名鉄ホテルの物語の

一つの句読点となりました。

ほんと、

やりきった感というか、

そんな感じで、ホテルとのお別れをきちんとすることができました。


そして

このホテルへの終わりと始まり

その色が、2019年秋冬のExhibitionのメインで染めた色です。



・新しいジャンルの染め・真菰染(植物染)と金彩銀彩の染め


師匠の元を離れ、自身の色を染め始め、染め続け5年。

今年は、植物染の真菰染めストール

金彩銀彩の染を施したストールの制作に時間がかかりました。


一つのシーズンの始まりでもありました。



・仕事以外、染め以外で夢中になれるものができたこと

今年は、人生で初めてファンクラブというものに入りました。

2月に友人たちと一緒に行ったコンサートがききかけで三代目JSBのすっかりファン。

ライブも6回行きました。


グッズにまではまる。テレビ出演の時は、グッズで身をかため一緒に踊る。

ライブ3日前からドキドキと。自分の行動までが楽しく思えます。

マニアックな曲が好きだった私ですが、国民的アイドルへ。


不老長寿のお楽しみさまです。



今年は、久しぶりに、困っただ大変だなことがない年でした。

そして大いに、楽しみに向かって走ったように感じております。

こんなお楽しみ様な私にお付き合いいただきましてありがとうございます。


そして

何より、たくさんの色を染めさせていただき

ありがとうございます。


ついつい夢中になって染めておりますとブログのアップも少なくなり

返信も遅くなってしまいましたが

こうして染められること、そしてその色言葉を聞くこと。

皆様のおかげさまです。


今年もありがとうございます。

素晴らしい、美しい時を

来年もどうぞよろしくお願いします。


良いお年をお迎えください。


感謝。


waka-nudite 若山 真由美


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