花筏色(はないかだいろ)
桜の花びらが川面を連なって流れる様を花筏(はないかだ)と言います。
自由に美しく自身を舞う華やぐ。そんな想いを込めて染めた花筏色のストールです。
咲かねばならぬ、
花であらねばならぬ。
そんなことからも解放され、自由に美しく心地よく川面を流れる桜の花びらたち。
共に流るる花弁達。
傷ついた花弁も、少し茶味を携えた花弁も、お互いを慈しむように、
そして楽しげにお話をしているよう。
昨日は、あるお勉強会の20周年の会でした。
30代半ばから、今に至って20年。
同期の2つのクラスが集まってのお祝いの会。
10年ぶりに会う顔が多く。
皆それなりに太ったり、薄くなったり。。。
そのお勉強会は、最初の3年間を現役塾と言って
軍隊か?のごとく研修が、みっちりと続く。
経営の勉強をする塾であるが、一番は「志・こころざし」精神を磨く研修、いや修行な日々。
過酷な3年を共に過ごし、そして二十年。
社業、プライベート、色々と超えてきたんだな。
皆の顔を、姿を見ると、全てを抱きしめたくなる。
温かな笑顔で
嬉しそうに
話しかけてくれる仲間達。
ずっと味方でいてくれる。逢わなくても、ずっとエールを送りあっているような。
現役の若い頃の使命感や、張り詰めた行動は遠くに咲いていたかのようで。
まるで花筏のような私たちだ。
名古屋老舗の料亭の美しい庭園の小川を流るる桜の花びら。
その花筏に、自分たちを見るように感じた。
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