在処・ありか




ガーベラ農園を営むお友達が、ご家族で丹精込めて育てた秋色ガーベラ。

すでに染めたストールの色、以前、染めたストールの色たちが、

花びらに、花の芯の中にあることが嬉しくて。






賢花丹色(まさはなにいろ)は、

2015年のExhibition「在処・ありか」の時に染めた色。

何かしら「在処」が変わる。そんな予感の中でExhibitionテーマを「在処」にした。

そして赤ばかりを染めた。53色の赤。



赤は革命、再誕生、時代が変わる時の色。

日本の歴史の中でも、赤い陶器が流行ると時代が変わる。縄文時代も赤い器、赤い焼き物が

流行し、その後、弥生時代が始まった。

縄文研究の第一人者、考古学博士の小林達雄先生は言う。


小林先生と出会ったのも2015年だった。

そして2015年の暮れに、umu-waka、師匠の染めが健康上の都合で乱れ始めた。

そして、waka-nudité 誕生、時代が変わった。


https://ja.wikipedia.org/wiki/小林達雄




その2015年、在処の染めの時、

人生の中で、「染め」を辞める時は、いつだろう?

自分にタオルを投げる時は、どんな時だろう?

そう考えた時のことが印象的に残る。




秋色の深い赤色のガーベラに誘われて

秋色の賢花丹色を再現しようと染め始めた。

実りの秋、秋色を。


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