新学期に向けて〜


お盆が開け、まだまだ暑いけれど、空や風の節々に秋を感じます。

今年はお盆の1週間ほど前から、お盆な気分というか、意識がお盆。

お迎えすること、お送りすること。亡き父やご先祖さまのことを思った。

いつもより長くお盆をしていたような気がします。


写真は、今のアトリエの近くにある道の駅の山羊さんたち。

5、6匹いるのですが、1匹はツノが1本で、まるでユニコーン。純粋のシンボル。

今の暮らしは、神話も近いような田舎暮らし。

住まう場所も、意識する場所も、人生の中で何度か変化していく。


まるで、一つの今世の命で、生きながら前世を体験しているような、

少し前のスパンの暮らしが前世というか、違う時間軸の中にあるような気がする。





少し高くなった空を見上げながら、小学生の頃の夏休みの風景を思い出す。

昔の夏は、もっと日差しが強くて蝉時雨も盛大で、そんな炎天下の中歩いて小学校のプールの

帰りは、氷ジュース。コーヒー牛乳味が好きだった。

夏休みの日誌、宿題を意識し始めるお盆開け。


私が70歳代になった時、今のこの景色、この空のことを、

どんな風に感じながら思い出すのだろうか?

ちょうど、umu-wakaから、waka-nuditéへの誕生を心に決めたばかりのこの時期。

バームクーヘンの色の濃い部分、境目の焦げ茶色のところが

JUST 今!秋へと向かおうとしている今の時期のような気がする。




お盆休みは区切りであったような、何か古い時を締まったような、送り届けたような

そんな期間だった。



明日から

染め始めようと思っている。ぼちぼち、仕事を始めようと思っている。

夏休みの宿題を仕上がるようなそんな感じか。

新学期に向けて。


秋の風が、鼻先に匂いを運ぶ頃

waka-nuditéのストールの色は、真の芯まで染まるような

今まで以上に深く濃く染まっていくような気がします。


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